注文住宅の値引き交渉におすすめな時期・タイミングはいつ？

住宅の購入は安い買い物ではないですし、値引きをしてもらえるなら少しでも安く購入したいですよね。しかし肝心な交渉はどのタイミングで行えばいいかわかりづらいかと思います。そこで本記事は、注文住宅の値引き交渉におすすめな時期と、タイミングについて詳しく紹介しています。マイホームの購入を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

注文住宅の値引き交渉のタイミング・相場は？

まず、注文住宅の値引き交渉を行うべきタイミングと相場を紹介します。値引き交渉はタイミングを間違えてしまうと、値引きではなく、プランの変更や間取りの変更を提案されてしまうので注意してください。

値引き交渉を行うタイミング

一般的に注文住宅の値引き交渉を行うタイミングは、契約の直前がよいと言われています。なぜ契約直前がよいのかというと、早い段階から交渉してしまうと値引きではなく、プランの変更や素材の変更を提案されてしまうからです。

単純に安くなれば良いと考えているのであれば、タイミングはそこまで気にしなくてもよいですが、値引きをしてほしいと考えているのであればタイミングは間違わないようにしましょう。

値引き金額の相場

値引き金額は、建物の総額費用から3～10%が相場と言われています。3%と聞くと少ないように感じるかもしれませんが、注文住宅は2,000万円から5,000万円ほどするため、3%だったとしても、1,000万円あたり30万円値引きしてもらえる計算になります。

聞くだけなら無料なため、値引きをしてほしいと考えているのであれば気軽に聞いてみましょう。

注文住宅の値引き交渉を成功させるためのポイント

次に、注文住宅の値引き交渉を成功させるためのポイントを紹介します。実際に値引き交渉に挑戦してみようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

見積もりは複数社で出す

値引き交渉を成功させたいなら、見積もりは本命のハウスメーカーだけでなく複数社で出してもらうことが大切です。なぜかというと、見積もりを複数社で出してもらっていれば、自ずと相場がわかるからです。

もしも見積もりの時点で相場よりも低い価格を提示してもらえているのであれば、値引きに対応してもらえない可能性が高まります。

タイミングに注意する

値引き交渉を成功させるためには、絶対に交渉を行うタイミングを間違えていません。先述したとおり、タイミングを間違えると、値引きではなくプランの変更や素材の変更を提案されてしまう可能性があります。値引きを狙う場合は、契約直前のタイミングで交渉を切り出すようにしましょう。

相場を把握しておく

値引き交渉をするなら、相場の把握は必須です。相場を把握していれば、相場からどの費用が他社よりも高いのかを知ることができ、的確にこの費用をもっと安くしてもらえませんか？と交渉することができます。

相場は複数社で見積もりを出してもらうことで簡単に把握できるため、本命のハウスメーカーに交渉を持ちかける前に他の会社でも見積もりを出してもらいましょう。

値引き交渉のリスクや注意点

最後に、値引き交渉を行うことのリスクと注意点を紹介します。お金を支払う側からすると、値引きをしてもらいたいと感じるかもしれませんが、ハウスメーカーが、値引き交渉に喜んで対応してくれるとは限りません。値引きの交渉をする際は、慎重に行うようにしましょう。

絶対に値引きをしてもらえるわけではない

値引き交渉は、頼めば絶対に対応してもらえるわけではありません。そのため、値引き交渉を行う際は、絶対に値引きしてもらえるわけではないことを頭に入れておきましょう。値引きはあくまでも契約するハウスメーカー次第です。

値段だけで契約を決めると後悔する可能性も

契約の際は、値段だけで契約を決めると後悔することになる可能性が高いです。マイホームは安い買い物ではないため、契約する際は絶対に安さだけで決めてしまわないようにしましょう。安さ以外に注目すべきなのは、住宅のデザインや担当者との相性、工法、アフターサービスの内容などです。

早い段階で値引きを要求しない

値引き交渉をする際は、早い段階から値引き交渉をしてしまわないよう注意しましょう。理想の交渉タイミングは契約をする直前ですが、早く交渉をしてしまうと値引きではなくプランや間取りの変更を持ち出されてしまいます。

最悪の場合信頼関係が壊れる

値引き交渉をする際は、最悪の場合ハウスメーカーの方との信頼関係が壊れることを覚えておいてください。マイホームは安くない買い物ですし、少しでも安くしたいと考える気持ちはわかります。

しかし、これまで親身になって一緒に家作りを進めてきたのに、何度もしつこく値引き交渉をすると、ハウスメーカーの方も何も提案したくなくなってしまいます。値引き交渉は1度と決め、何度もしつこく値引きを強要することのないよう注意してください。

まとめ

本記事では、注文住宅の値引き交渉におすすめな時期とタイミングについて紹介しました。一般的には、契約の直前に値引き交渉をするのがよいと言われており、値引き交渉が成功すると約3～10%程度値引きをしてもらうことができます。

交渉をする際は、本命の1社だけでなく、複数社で見積もりを出してもらい、相場を把握してから行うようにしましょう。

なお、値引き交渉は交渉すれば絶対に値引きをしてもらえるわけではなく、断られることも珍しくありません。相手の善意によって成立する交渉のため、無理に強気に出てハウスメーカーを困らせないよう気をつけてください。