注文住宅の火災保険に入るタイミングはいつ?

公開日2023/10/15
最終更新日2024/02/13
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住宅を建てるときは、いろいろと取り組まなければいけないことがあるので、火災保険に入るタイミングを逃してしまう人もいます。住宅の引き渡し後に火災や自然災害が発生してしまうと、自分で高額な修理費用を負担しなければいけません。そのようなことにならないように、先行的に準備を進めていきましょう。

注文住宅の火災保険に入るタイミングは?

引っ越し日ではなく、住宅の引き渡し日から補償が始まるようにします。その日に間に合うように、保険会社の選定を先行的に始めましょう。

住宅の引き渡し日から補償が始まるようにする

引き渡し日を、できる限り早く把握することに努めましょう。ハウスメーカーに問い合わせると、対応してもらえます。その日から補償が始まるようにすると安心です。

住宅の引き渡し日と引っ越し日が一緒であれば、その日から住宅で生活が始まるので、補償を始めることに違和感を持たないでしょう。しかし、住宅の引き渡しが終わってから数日後に引っ越す場合も、引き渡し日から補償が始まるようにします。

引き渡し日から引っ越しまでの間に、火災や自然災害が発生して住宅にダメージが残ってしまうと、高額な修理費用を負担しなければいけないからです。住宅ローンとの二重払いに苦しむことになるので、早めに保険会社に問い合わせて準備を進めていきましょう。

災害に遭ったときに後悔しないようにする

引っ越し前後は慌ただしくなるので、火災保険に入るタイミングを失してしまう可能性があります。これは先行的に準備することで防げるので、必ず引き渡し日から補償が始まるようにしましょう。そのために、スケジュールを立てておくことをおすすめします。住宅の引き渡し日から逆算して考えるとよいでしょう。

いつから準備すれば良いのか

1か月半から2か月前から準備を進めていきましょう。余裕を持ったスケジュールであれば、途中でトラブルが発生しても修正できます。

大まかなスケジュールは、補償内容を検討する期間が2週間、保険会社に見積もりを依頼するのが1~2週間、保険会社を比較して検討するのが1週間、火災保険に申し込むための手続きを行うのが1~2週間です。

火災保険の保障内容を事前に調べておこう

まったく知識を持っていないまま、保険会社に相談しても、話が思うように進まないかもしれません。また、自分に必要のない内容も、セットで付いてくる可能性もあるので注意が必要です。

補償内容を事前に決めておく

火災のときだけに適用される補償ではありません。落雷、水災、盗難などにも適用されます。ただし、すべての災害をカバーできるようにすると、費用が高額になってしまうので注意が必要です。

ハザードマップを確認しよう

自治体で発行しているハザードマップを活用しましょう。たとえば、河川の近傍に住宅を建てた人は、水害のリスクが高いです。そのような人は、水災の補償を付けておくと、万が一住宅が浸水したときにも安心です。ハウスメーカーから、住宅のリスクを教えてもらえるので相談しましょう。

複数の保険会社を比較する

ハウスメーカーが勧める保険会社に加入する必要はありません。必ず自分で考えましょう。自分で考えた結果、ハウスメーカーが勧める保険会社に加入するのは問題ありません。

一括見積もりサイトなどを活用する

自分で保険会社を選択するのは難しいと感じている人もいるでしょう。そのための時間を捻出するのも難しいかもしれません。そのような人は、一括見積もりサイトなどを活用しましょう。自分で保険会社を調べる手間が省けます。

ただし、掲載されている情報が最新ではない可能性があるので、最新の情報は保険会社のホームページを閲覧してください。

火災保険の保険料を少しでも抑えるポイント

毎月負担しなければいけない保険料を、少しでも抑えるポイントを紹介します。

住宅ローンとセットにする

住宅ローンを支払っている間に、火災や自然災害で住宅にダメージが残ってしまうと、修理費用が高額になってしまいます。

修理費用の支払いと住宅ローンの支払いで、家計は火の車になってしまうので、必ず火災保険に加入しましょう。住宅にダメージが残ったとしても、住宅ローンの支払いは免れないので注意してください。

自分に必要な補償だけ選ぶ

ハザードマップなどを活用して、住宅の周辺環境にマッチした補償を選択しましょう。内容が充実していると、その分費用が高額になります。また、不必要な内容が盛り込まれているともったいないので、保険会社に自分に必要な補償のみ用意してもらえるように相談してください。

住宅ローンの支払いだけではなく、子どもの教育資金や生活費なども発生するので、賢く補償内容を選択することが大切です。

まとめ

自治体が発行しているハザードマップを活用すると、自分に必要な補償が見えてきます。また、保険会社のアドバイスにも耳を傾けましょう。住宅ローンの返済と保険料の支払いが毎月の負担となってしまうので、自分に必要な補償だけ選択するようにします。

火災保険に加入した後に内容を見直すこともできるので安心してください。まずは、引き渡し日から補償が受けられるように先行的に行動しましょう。