注文住宅の浴室選びのポイントについて詳しく解説!

公開日2022/11/15
最終更新日2024/02/13

注文住宅では、お風呂にこだわりたいと考えている方もいるでしょう。素敵なお風呂があれば、毎日リラックスできます。注文住宅でお風呂を選ぶ場合、どのようなことに注意して選べばよいのでしょうか。この記事では、お風呂選びのポイントについてまとめました。失敗事例もお伝えするので家づくりの参考にしてみてください。

浴室の種類ごとの特徴

注文住宅では、自由にお風呂を選ぶことができます。どのような浴室のデザインがあるのかまとめました。

システムバス

注文住宅のお風呂で多く選ばれているスタイルで、一般的にも多く利用されるのがシステムバスです。システムバスは、工場で作られたパーツを組み合わせて完成させるお風呂なので、浴室の形がある程度決まっています。

パーツを組み合わせれば完成できるので、比較的リーズナブルです。そして機能面も優れているので、どのような人も利用しやすい浴室といえるでしょう。リフォームの際もシステムバスが利用されることが多いです。ただし、デザイン性の高いお風呂を好まれる場合はおすすめできません。

ハーフユニットバス

ハーフユニットバスは、半分パッケージ化されているもので、天井と壁を自由にデザインできます。システムバスと同じように半分は工場で部品が作られていて、それを組み合わせして完成させるのです。

形は決まっているけれど、オリジナルのお風呂にしたいという場合は、ハーフユニットバスで天井と壁を自由に選ぶとよいでしょう。コストも抑えてデザイン性も叶えたい方におすすめです。

造作風呂

完全にオーダーメイドにしたい場合は、造作風呂がおすすめです。浴室のすべてをオーダーメイドで叶えます。ただし材料費も人件費もかかってしまいますので、コストは高くなるでしょう。また、完成するまで仕上がりのイメージがしにくいお風呂といえます。

注文住宅の浴室選びのポイント

注文住宅で浴室を選ぶ際は、どのような点に注意して選ぶとよいのでしょうか。選ぶ際のポイントについてまとめておきます。

浴室は充分な広さがあるか

浴室の一般的な広さは、1坪くらいとされています。少し広めに1.25坪タイプを選んでおくと安心です。脱衣所も十分スペースを確保していないと着替えにくくなってしまいます。脱衣所のスペースも1坪タイプが標準的です。収納スペースを増やしたい場合は、1.25坪から1.5坪くらいを目安にしましょう。

システムバスにするかオーダーにするか

先程ご紹介した通り、システムバスには、組み立てるだけのものとオーダーできるものがあります。それぞれで工期にも違いが出てきますし、費用も異なるので、どちらにするか事前に決めておきましょう。

浴槽の材質

浴槽の材質を決めましょう。多く利用されているのは繊維強化プラスチックです。お手入れがしやすい素材となっています。ほかには、人工大理石、木材、ステンレスなどがあります。

天井や床、壁の素材

天井や床、壁を選べるオーダーメイド風呂にする場合は、それらの素材も選びましょう。床材はタイル・木製・ステンレス・樹脂系・天然石などがあります。

壁材はタイル・木製・塗装壁・パネル・シートなどが使われていて、天井材はアルミ製パネルや樹脂製パネルが多いです。それぞれの素材でよさが異なるので、実際に使われているお風呂を見てみることをおすすめします。

窓の大きさと配置

窓をつけたほうが浴室の環境をよくすることができます。ただし、窓の位置や大きさには気をつけなければいけません。浴室はあまり大きな窓はつけないようにしましょう。外からの視線も考慮して、配置と大きさをきめてください。

24時間システム

24時間風呂のシステムを導入することで、お風呂のお湯を保温できます。お湯をろ過する装置もあるので、掃除の手間がかかりません。

ジェットバス

ジェットバスがあれば、マッサージ効果やリラックス効果も得られます。ただし電気代や水道代などがかかるので注意しましょう。

注文住宅の浴室選びでよくある失敗

注文住宅の浴室選びでは、失敗してしまうこともあるようです。どのような失敗事例があるのかまとめました。

狭かった

お風呂や脱衣所が狭かったというのは失敗事例で多いです。少し大きめ、広めに考えておくほうが安心でしょう。全体の間取りとのバランスも考えて大きさを決めましょう。お風呂の設計を後回しにしてしまうと狭くなる傾向にあるので、後回しにしないように注意してください。

設置した設備が不要だった

ジェットバスやテレビなどは取り付けたけれどあまり使っていないという声もあがっています。本当に必要なのかどうか再検討しましょう。これらは取り付けるとメンテナンス費用もかかってしまいます。

水はけがよくない

水はけがよくないとカビが発生しやすくなります。換気設備を取り付けましょう。

まとめ

ここまで注文住宅の浴室選びのポイントについてお伝えしました。注文住宅では、さまざまなお風呂を選ぶことができますが、お手入れのしやすさや費用などバランスよく考えて決める必要があります。

また、間取りの関係で設置が難しいというような浴室もあるので、よく相談してください。注文住宅を建てる際は、ハウスメーカーや工務店の担当者にアドバイスをもらって快適な時間を過ごせる浴室をつくりましょう。